FXとの出会い

FX

さかのぼること6年前の夜、ワンルームのアパートで私は一人ひまを持て余していた。

高校を卒業して地元の会社に就職し、実家と会社を往復する日々を何年も送っていた。

仕事から家に帰れば母が料理を出してくれて、洗濯もしてくれる。

テレビを見ながら携帯をいじくり、朝になったら仕事に行くの繰り返し。

26歳のある日、いつものようにゴロゴロしながら携帯をいじっていた私はふと思う。

「あれ? 私このままでいいんかいな。」

料理を作ったこともなければ、洗濯機をまともに動かしたこともない。

このままなにもできないまま年とってくの?

自立したほうがいいんちゃうの?

そうや、一人暮らしや!一人暮らしをするんや!

そんな思いで一人暮らしを始めて料理や家事はある程度できるようになった。でもコミュ症で友達の少ない私は遊びに出るわけでもなく、家に友達を呼んでたこ焼きパーティーをするわけでもなく、仕事が終わればアパートで一人寂しい夜を過ごしていた…。

このひまな時間を使ってなにかできないか。

ひまが潰せてなおかつお金が稼げたりなんかしたら最高。

外に出るのはめんどくさいから家にいてできることならなお良し。

そんな私の携帯の検索結果画面には「FX」という言葉が映し出されている。

「FX?お前が私の望みを叶えてくれるの?」ポチッ

これが私とFXの出会いでした__。

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