使い込むほどに色や形に深みが増して、自分だけの物語が刻まれていく革製品。
そんなアイテムを、自分の手で作り出す喜び―――。
想像するだけでワクワクしませんか?
でもレザークラフトって用語や道具が独特で、始めるには少しハードルが高いんですよね。
私も憧れを抱きつつ、なかなか一歩を踏み出せずにいました。同じように感じている人も多いのでは?
そこで今回はレザークラフト初心者の私が、道具選びから作品作りまで挑戦します!
もし自分も出来そうだと感じたら、ぜひ挑戦してみてください。
まずはレザークラフトの工程の確認と必要な道具の購入です!
レザークラフトで作品が出来上がるまでの工程
まずは全体の流れを確認。
1. デザイン・型紙作成:作りたい作品のデザインを考え、型紙を作成
2. 革の裁断:型紙に合わせて、革を裁断
3. 下処理:コバ(側面)や床面(裏面)を整える
5. 縫製:縫い合わせる部分に縫い穴をあけ、 糸を通して革を縫い合わる
6. 仕上げ:革の断面(コバ)を磨いて仕上げる
ザックリ言うとこんな感じです。
決めた形に切って、縫って、整える。
こうやって見ると、そこまで複雑な工程はなさそう。
コバとか床面とか聞き慣れない言葉ですが、コバ=革の側面、床面=革の裏側のこと。
大体の流れがわかったので、次は道具について調べます。
レザークラフトに必要な道具は何?
レザークラフトに必要な道具を調べると、
- カッター∶革をカットする
- カッターマット:カッターで革を切る際に、作業台を傷つけないための下敷き
- 菱目打ち:革を縫い合わせるための縫い穴を、一定の間隔で開けられる
- ハンマー:菱目打ちを革に打ちつける
- 革用ボンド:革を縫い合わせる時にズレを防ぐための仮止め
- 仕上げ剤:コバ(側面)や床面(裏面)を整えるための薬剤
- 革用の針:革同士を縫い合わせる。太く、針穴が大きい
- ろう塗りの糸:ロウでコーティングされていて耐久性がある
どうやら最低限、これだけはあれば作れそう。
仕上げ剤は絶対ではないようですが、長持ちさせる為には必要な様子。
金具を取り付けたり装飾をしたりする場合は、さらに道具が必要です。
私の最初の作品はシンプルに仕上げようと思ってるので、金具の取り付けは不要。
カッターやマット、ハンマーは専用のものでなく、家にあるもので代用できそうです!
レザークラフトで使われる革の種類
レザークラフトに欠かせないのは、なんと言っても「革」ですよね!
レザークラフトに使われる革は、どの動物の皮か、どんな加工法かによって色々な種類があるようです。
まずは、動物の種類による分類
- 牛革(カウレザー): 最も一般的で、強度や厚み、質感など種類が豊富
- 馬革(ホースハイド): しなやかで独特の光沢がある
- 豚革(ピッグスキン): 通気性が良く、摩擦に強いのが特徴
- 羊革(シープスキン): 柔らかく、断熱性に優れる
- 山羊(ゴートスキン):丈夫で、薄くても強度がある
- その他: ダチョウ(オーストリッチ)、ワニ(クロコダイル)、ヘビ(パイソン)など、エキゾチックレザーと呼ばれる珍しい革も存在する
同じ種類の動物でも年齢によって、さらに革の名前が変わります。
うーん、奥が深い。
次は、なめしによる分類
- タンニンなめし:植物のタンニンでなめされた、ナチュラルな風合いの革。経年変化を楽しめる。ヌメ革
- クロムなめし:化学薬品のクロムでなめされた、柔らかく丈夫な革。耐水・耐熱性がある
なめしは革の腐敗の防止や柔軟性を保つために必要な加工。なめしにもいくつか種類がありますが、上の2つが代表的なようです。
さらに、革の厚みも1.00㎜、2.00㎜、3.00㎜と種類があるので、なにを作りたいかによって選ぶといいみたい。
初心者は1~1.5mm厚の牛革が扱いやすいらしい。
必要な道具がわかったので、次は実際に買ってみます。
初心者がレザークラフトの道具を買ってみる!
レザークラフトの道具をネットで検索してみたところ、良さそうな商品を発見!
その商品はレザークラフトで使う道具が38個セットになっていて、お値段なんと2,399円。安い!
反射的に購入ボタンを押しそうになりましたが、ふと不安がよぎります。
38個も入ってこのお値段?物価高のこの時代に?
でもレビューも多いし、見る限りでは評価も高そう。
しかもレザークラフトキットカテゴリー堂々の1位。そして何よりこの安さ。
これだ!
私は満面の笑みで、このセットを購入しました。
―数日後―

届きました!
23cm×16cmの箱に、こんな感じでギッシリ入ってます。思っていたよりもコンパクトな箱。
道具は箱の中に直接入っていて、緩衝材は必要最低限でした。
出してみるとこんな感じ。

仕上げ剤こそありませんが、レザークラフトをするのに最低限必要な道具が揃ってます。
肝心の革はA4サイズ1㎜厚の牛革にしました!クロムなめしなので柔らかいです。

いよいよ次からは実際に購入した革と道具を使って作品を作っていきます!楽しみ!
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